ニゾラールクリームとステロイドの塗る順番を教えます

2020年05月01日

ニゾラールクリームはケトコナゾールが主成分の薬で、白色のクリームをしています。皮膚の真菌症である白線や皮膚のカンジダ症、脂漏性皮膚炎や癜風の治療に用いられることが多く、カビの増殖を抑えることができますし、殺菌作用が大変強いのできちんと使用することで完全に治すことができます。そしてケトコナゾールが主成分のニゾラールクリームは効き目が良い割に副作用が少なく、どこの場所にも使うことができるクリーム状のものがよく処方されます。すでに浸潤している場合はクリームの方がよく効くのでよく塗り込むように使用するとよいでしょう。ですが、足の裏といった角質層が暑い部分ではクリームの成分が浸透するまえに時間がかかり、半年から1年ほど塗り続けないと完治することは難しいです。長い期間塗るようになりますが、根気よく治療を続けるようにしましょう。

水虫の場合にニゾラールクリームを塗る場合、1日1回広めに塗ることがポイントとなります。そしてクリームを塗ると比較的速やかに症状はなくなるのですが、ここで塗るのをやめてしまうと再び症状が現れることが多くなります。たとえかゆみや発疹がなくなったとしても、完全に菌を死滅させるためにも医師の指示に従って薬を使用するようにしてください。

頭皮にかゆみやフケといった症状が出やすい脂漏性皮膚炎は、マラセチアと呼ばれる真菌が影響して症状を引き起こしています。頭だけでなく顔や鼻の周囲にもできることがあり、脂っぽいような薄いかさぶたのようなものが見られ、赤みを帯びていることが多いです。このような症状は背中の中央部にもできることがあり、そして症状の程度は軽い人もいれば重度にかゆい人もいて、個人差の幅が大きいです。もちろん脂漏性皮膚炎にもニゾラールクリームは有効で、1日に2回、患部に塗布することで効き目が現れてきます。おおよそ1から2週間で症状が軽減してきますが、まれに軽減することがなく、継続してかゆみなどが続く場合があります。ニゾラールクリームと一緒にステロイド外用薬が一緒に併用して処方されることがありますが、塗布する順番があります。

まず、併用する場合は医師の指示に従って塗ることが第一ですが、特に説明を受けなかった場合は、塗る面積が広い方から先に塗ることが基本です。つまりどちらのクリームを塗る面積が広いのか、ということで判断をし、面積が広い方であるニゾラールクリームが先に塗ると覚えておきます。そしてそのあとにステロイド外用薬を湿疹がひどい部分だけに塗っていきます。もし逆に湿疹の部分だけ先にステロイド薬を塗ってしまい、後からクリームを塗ってしまうと、必要のない部分までステロイドが広がるので、副作用が起きてしまうことがあります。ステロイドを先に塗ってしまうとステロイドが広がることがあり副作用が出るほか、症状が逆に重くなってしまうので、ニゾラールクリームが先と覚えておくとよいでしょう。