水虫と間違えやすい病気とは?

2020年07月28日

水虫は白癬菌と言われるカビが原因で起こる症状です。この白癬菌が皮膚の角質層に寄生することで起こり、高温多湿の環境を好むので靴を良く履く人がなりやすいのです。症状には足の指の間が赤いジュクジュクとした感じになり、皮膚がめくれてくるといったことや、足の裏の土踏まずの付近に小さな水泡ができ大変なかゆみを伴うもの、かかとや足の裏がカサカサと乾燥し、ひび割れて皮膚も向けてしまうものがあります。

爪の水虫というのもあり、爪の場合は爪全体が白っぽくなり表面に縦の線ができることがありますし、手の水虫やしらくもといったものも起こります。

これらの症状はほかの症状に大変似ており、区別がつかないことがあるため知らず知らずのうちに他の人に真菌を映してしまっている可能性があるのです。

似ている症状としてはまず接触皮膚炎があげられます。接触皮膚炎は靴下やじゅうたん、床の塗料といったものに触れることで起こるもので、小さな水疱ができたり赤い発疹ができたりします。かゆみを伴うこともあります。

このほか汗が原因の汗疱性湿疹もあります。汗疱性湿疹はいわゆるあせもで、汗が原因となって起こります。皮膚の表面に小さな水泡ができるのが特徴で皮がむけることもありますし、痛痒い感じがすることも多いです。若い人や汗をよくかく人に見られる症状となっています。

皮膚のカンジダも水虫と間違えやすいものの一つです。皮膚カンジダもカンジダ菌というカビの一種で引き起こされるのですが、水虫は白癬菌ですし、カンジダはカンジダ菌と菌の種類が違います。指の間が白くふやけたようになるのが特徴です。細菌や何かの病気になった時にも指の間を中心に異臭がしたりふやけたりすることがあります。

このような症状はすべて水虫と似ているのですが、接触皮膚炎や汗疱性湿疹はカビが原因ではない病気であるので、抗真菌薬などは効果がないです。抗真菌薬に反応するのは皮膚のカンジダです。検査をしてもカビがいない場合は水虫ではなく接触皮膚炎や汗疱性湿疹の可能性があるので、治療方法も異なってきます。

症状が出たとき、自分の判断で抗真菌薬などの薬を購入し、患部に塗布することがありますが、良く症状を見ないといくら抗真菌薬を塗布しても効果が出ないことが多いです。これは患部の部分にカビがいないからであり、カビがいるかどうかは検査をしないとわからないです。もし、薬を塗布しても全く効果がない場合は、水虫ではないほかのことが原因のことがあるので、一度皮膚科などで検査をしてみると良いでしょう。

皮膚の疾患は同じようなことが起こるため判断が付きにくいことが多いです。自己判断をしてしまうと治りが悪くなるだけでなく、より悪化させてしまうこともあるので、何かおかしいと感じたときは皮膚科を受診しなくてはなりません。早期に適切な薬を使用することで症状はすぐに軽くなっていきますので、嫌がらずに受診するようにしましょう。