頭皮の脂漏性皮膚炎にはニゾラールシャンプー

2020年02月24日
シャンプーしている男性

脂漏性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が頭皮やわき、鼻のまわりやおでこ、耳や首といった部分にでき、赤くカサカサとしているのが特徴です。特に頭皮になることが多く、その原因は明確でないことが多いのですが、マラセチア菌と呼ばれるカビの一種が、頭皮に過剰に増えてしまった皮脂をえさにして、どんどん増殖するため、脂漏性皮膚炎を引き起こしているということがわかりました。

脂漏性皮膚炎かどうかは頭部であると自分ではなかなか判断することは難しく、ただ単にかゆいのではないかと思い治療が遅くなってしまうこともあるのですが、脂漏性皮膚炎はそのままにしておいても決して改善していきません。頭皮の場合は洗髪してもすぐにフケが出てきてしまいますし、辛い物などの刺激物を食べるとフケが出るのと同時に頭が猛烈にかゆくなることがあります。

さらに男性の場合は脂漏性皮膚炎と脱毛や薄毛が一緒に起こることもあるのです。女性は男性のように脱毛や薄毛を起こすことはないのですが、抜け毛が増えたり髪の毛が細くなったりしてしまうので注意が必要です。清潔にしようと普通のフケ専用のシャンプーを使用してもその効果をあまり実感することができず、しかも脂漏性皮膚炎は繰り返してしまうことが多いので早目に対処をしたほうが良いのです。

脂漏性皮膚炎の治療には、外用剤と内服薬を用いて治療を行っていきます。外用薬として使用されることの多いニゾラールシャンプーはケトコナゾールが含まれており、マラセチア菌に対する抗真菌作用があります。普通のシャンプーでは効果がないのは、抗真菌作用がなく、マラセチア菌はカビなのであっという間に増殖してしまい、かゆみやフケといった症状を引き起こしてしまうからです。なので、まずは抗真菌作用があるニゾラールシャンプーを1から2か月使用してみましょう。

脂漏性皮膚炎を予防し改善するためには、ニゾラールシャンプーの使用の他に、日常生活も気を配らなくてはなりません。頭皮環境を良くするには、脂っこいものを食べすぎないことやビタミンCとBを多くとる、清潔に気を付ける、紫外線を避けしっかりと睡眠をとるということが大切になります。

特に脂っこいものを食べすぎてしまうと皮脂の分泌量が増えてしまうので頭皮環境も悪くなりますし、マラセチア菌が装飾しやすい状況を作り出してしまいます。逆にビタミンB群は皮膚に関するビタミンであるので、皮膚の代謝を正しい方向へ改善し、頭皮のダメージを回復しやすくする効果があります。ですので、栄養バランスに気を配って予防することが大切なのです。

またきちんとニゾラールシャンプーを使用していてもシャンプーの仕方が間違っていると効果は出てきにくくなります。爪を立てないよう指の腹で頭皮を洗うようにし、シャンプーの泡が頭皮に残らないようによく洗い流すようにしましょう。紫外線も皮膚にとっては刺激の強いものであるので、皮膚のダメージを促してしまうので、帽子をかぶって防ぐようにします。